0715-0721 ばつ丸の君主論 ぐでたまの資本論

7/15 sat.

『人は聞き方が9割』を読んだ*1

聞き方で「人生を変えよう」「成功しよう」「人の懐に入ろう」とまでは考えていないので、そもそもちょっとモチベーションが違うんだけど、「この人は聞き方が上手だな」と思う人を見習いたいなとは思う。よくYouTubeで『Kevin's English Room』をラジオがわりに聞いているんだけど、ちょっと変わった発言でも、あるいは、すごく当たり前の内容でも、「すごい。それは考えたことなかったな」とか「それは大事だよね」とか受け止めているし、言葉だけではなく言い方も大事なのがわかる。会話のマナーとしての態度というだけでなく、いったん受け止める心の余裕がある感じ。

心の余裕かあ……。

 

うんともすんとも言わなくなった仕事用のパソコンを修理店に持っていく。宵々山で大変な人込みと昏倒しそうな暑さだったが、2~3時間ぐらいで無事復旧し、帰宅してハーゲンダッツを食べ自分を労わった。急いでもらったので、修理代は高かった。

 

7/16 sun.

益田ミリ『言えないコトバ』を読んだ。

「世間でよく耳にするけれど、気恥ずかしかったり抵抗があったりして、自分ではうまく使えない」コトバを集めたコミックエッセイ。確かにそうだな、と思うところもあれば、いや、そこまで思うかな、というところもある。なんせ2010年前後に書かれたものだから、現代ではだいぶ定着した言葉もあれば、まったく聞かないものもある。「自分なんかが似合わない」「照れくさい」と言いつつ、周囲の言語感覚の鈍さを揶揄しているようにも見える。こういう言葉の抵抗感や違和感は、誰が言いだしても、そういう、はたから見たら面倒くさいところがあると思う。

このエッセイには書かれていないが、私は「地頭がいい」と「市民権がある」という表現を聞くたびにもやもやしている。

前者は利発な人への誉め言葉だが、場合によっては「(学歴や知識や経験はそんなにないけど)理解がはやい」みたいなニュアンスが含まれているように感じて、素直に聞くことができない。

後者は、まさに「市民権を得つつある言葉」のように使われていて、一般的な表現なんだけど、なんか嫌なんだよな……。市民権をなぜ生き物以外にあてはめるんや、みたいな感覚かな。「言葉は生き物だ」とよく言われているにしても。あと、会社に「その表現は『私の中では』市民権を得ていないから違和感がある」という人がいて、お前の王国のことなんか知らねー、と思ってしまう(盛大なブーメラン)。

 

7/17 mon.

海の日。殺人的な暑さが続いている。京都駅で買い物をして、あとは家の中で過ごす。フィットボクシング2で、パンチだけでなく「かがんで避ける」動作もあるので、昨日から腰と膝とお尻がめちゃくちゃ痛い。腹筋がなさすぎて痛めてしまったり、リンパが刺激されたりしてるんだと思う。座ったり立ったりするたびに呻き声をあげながら過ごした。

 

7/18 tue.

湿布を貼ったり豚肉を食べたりしたのが効いたのか、筋肉痛は改善した。

バッドばつ丸の『君主論』」を読んだ。

ばつ丸ってペンギンなんだね。気にしたことなかったけど、尻尾がかわいい。

 

7/19 wed.

夏バテっぽい。急遽、明日を有給休暇にする。

 

7/20 thu.

梅雨明け。蝉がうるさい。

出勤日と同じくらいの時間帯に目が覚め、朝からボルシチを作る。2日前に買っておいた牛肉が傷んでいた(悲しい……)ので代わりにベーコンを使い、さらにブイヨンをケチってコンソメだけで味付けしたら、コレジャナイ感じになる。ビーツ入り薄味コンソメスープやな。

とにかく頭がまわらないし、体も重いので、午前中はぼんやりして過ごし、さらにお昼寝もしたら、だいぶ元気になった。お腹がすいたので夕方から外に出て、久しぶりにパスタを食べ、ルピシアでお茶を買い、カフェでチャイを飲みながら雑誌を読み、ちょっと高めのスーパーで食材を買って帰り、心も元気になった。

夜、大学の友人から1年半ぶりに連絡があった。うれしい。来月、会うことになった。

私は人間関係が非常に淡白で(というか、誰かにとって私に価値があるとは思えなくて)、自分から誰かに連絡をとることがほとんどないんだけど、こうして時々、思い出したように連絡をくれる人がいてくれて、本当にありがたいなと思う。

 

7/21 fri.

ぐでたまの『資本論』」を読んだ。とにかくかわいい。

ここ最近は気力のいらない本しか読んでないな……。

 

*1:この9割は、「9割うまくいく」ではなくて「9割ぐらい大事」という意味らしい。